Meridian Laboratoryは、アメリカ・ウィスコンシン州に拠点を置くスリップリングメーカーです。独自設計のブラシレス方式を採用した「ROTOCON」ブランドのスリップリングを展開しており、超小型・高速回転タイプから、大電流・高電圧・過酷環境に対応するタイプまで、用途に応じた幅広い製品をラインナップしています。
本記事では、Meridian Laboratoryが手がけるROTOCONスリップリングの特徴や製品ラインナップを紹介します。
Meridian LaboratoryのROTOCONは、回転部と固定部の間に液体金属によるフィルム接触を形成して電気を伝送するブラシレス方式を採用しています。金属ブラシと金属リングを摺動させる一般的な方式とは異なり、ブラシの摩耗や摩耗粉を抑えられることが特徴です。Meridian Laboratoryは、ROTOCONについてメンテナンスフリーの設計を特徴として挙げています。
ROTOCONには、小型・高速回転向けのMMシリーズ、超高速回転向けのUHSシリーズ、汎用タイプのM/MXシリーズ、中空型のMXTシリーズ、過酷環境向けのMXOシリーズ、高電圧対応のMXVシリーズ、大電流用途向けのERG/ERGTシリーズなどがあります。
Mシリーズでは、Ethernet(10/100/1000Mbps)、PROFINET、PROFIBUSなどの産業用ネットワーク通信に対応する構成を用意しています。電力伝送については、最大35A/チャネル、標準で600V AC/DC、オプションで3,500V AC/DCに対応する仕様があります。
UHSシリーズでは、接触抵抗が最大0.2mΩ(2セル直列時)、絶縁抵抗が10GΩ以上、典型ノイズレベルが25µV(最大50µV)といった仕様が公開されています。回転体の計測や試験など、低ノイズ・低接触抵抗が求められる用途にも対応しています。
| 型番 | UHS-201/204/208/212 |
|---|---|
| チャネル数 | 1/4/8/12 |
| 最大回転数 | 標準版0~20,000rpm/高速版0~40,000rpm |
| 負荷電流 | 最大0.3A/セル |
| 負荷電圧 | 60V AC/DC |
| 接触抵抗 | 最大0.2mΩ(2セル直列時) |
| 絶縁抵抗 | 10GΩ以上(隣接セル間) |
| ノイズレベル | 典型値25µV(最大50µV) |
| 動作温度 | -25℃~60℃ |
| 接続方式 | UHS-201は両端はんだ接点/UHS-204・208・212はケーブル接続(入出力各400mm) |
最大40,000rpmの高速回転に対応するシリーズです。ドローン・UAVや高速ダイナモメータ、機械監視など、回転数が高く、低ノイズでの電力・信号伝送が求められる用途に使用されています。
Meridian Laboratoryは、液体金属を用いたブラシレス接触技術を採用する「ROTOCON」ブランドのスリップリングを展開しています。高速回転に対応するUHSシリーズをはじめ、用途に応じた製品ラインナップを揃えており、ドローンや航空宇宙、高速回転機器など、低ノイズや高速回転への対応が求められる用途に適しています。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
Meridian Laboratoryは、1963年から事業を展開するアメリカのスリップリングメーカーです。ウィスコンシン州ミドルトンを拠点に、ROTOCONブランドのブラシレススリップリングや、ML6ブランドの精密ポリウレタン成型品を手がけています。
| 会社名 | Meridian Laboratory |
|---|---|
| 本社所在地 | 2415 N. Pleasant View Rd., Middleton, WI 53562, USA |
| 電話番号 | +1-608-836-7571 |
| 営業時間 | 公式HPに記載がありませんでした |
| URL | https://www.meridianlab.com/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。