1929年創業の電子部品メーカーであるツバメ無線株式会社は、スリップリング(回転コネクタ)の製造を手がけています。接点部に特殊な低抵抗素材を採用し、超小型から標準型まで幅広い製品を展開。ここでは、ツバメ無線のスリップリングの特徴や製品ラインナップを紹介します。
スリップリングとは、固定側から回転側へ電力や電気信号を伝達するための回転コネクタです。ツバメ無線のスリップリングは、接点部に特殊な低抵抗素材を使用しており、安定した通電性能を備えている点が特徴です。
製品ラインナップは超小型(27φ)から標準型(35φ・42φ)まで幅広く展開されており、さまざまな機器・用途に対応可能です。長年培った精密加工技術と小型・薄型化技術を活かした製品開発を行っています。用途や仕様に応じたカスタム設計・試作開発にも柔軟に対応しています。
ツバメ無線では、SRG-27シリーズやSRG-35シリーズ、SRG-42シリーズ、高周波用同軸付スリップリングなど多様な製品を展開しています。ここでは、代表的な2製品をピックアップして紹介します。
| 極数 | 4極(SRG-27-4C) |
|---|---|
| 接触抵抗 | 500mΩ以下(初期値) |
| 許容電流 | 0.6A/極 |
| 許容回転数 | 60r/min以下 |
| 使用環境 | 0~50℃、15~75%RH(結露無きこと) |
SRG-27は、アミューズメント業界からの要望を受けて開発された超小型タイプのスリップリング(27φ)です。4極タイプ(SRG-27-4C)と6極タイプ(SRG-27-6C)の2種類が用意されており、小型で省スペースな設計が特徴です。
防犯用の監視カメラなど設置スペースが限られる環境での使用に適しており、長寿命モデル「SRG-27-6CL」も開発されています。
| 極数 | 6極 |
|---|---|
| 接触抵抗 | 500mΩ以下(初期値) |
| 許容電流 | 0.6A/極 |
| 許容回転数 | 60r/min以下 |
| 回転寿命 | 1,000万回転(ビデオカメラ使用)、300万回転(デジタルカメラ使用) |
SRG-35-6Gは、標準型の6極スリップリング(35φ)です。導電用の同心円リング6個をプリント基板で作製し、引き出し線に6色のワイヤーコードを使用しています。低抵抗ばねに金を厚メッキした接点部は、USBの微弱な信号にも対応可能です。
許容回転数は60r/min以下で、回転寿命はビデオカメラ使用時で最大1,000万回転、デジタルカメラ使用時で300万回転とされています。接触抵抗は500mΩ以下(初期値)、許容電流は0.6A/極です。一部の販売店・ECサイトで取り扱いが見られます。
ツバメ無線は創業から90年以上の歴史と独自技術を持つ電子部品メーカーで、高品質なスリップリングを提供しています。小型・薄型化技術を強みとしているため、限られた筐体スペースに入れやすい部品を求める企業に向いています。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
ツバメ無線株式会社は、群馬県前橋市に本社工場を構える電子部品メーカーです。独自の金属加工技術を活かし、スリップリングをはじめとする回転接続コネクタの開発・製造を行っています。
| 会社名 | ツバメ無線株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 群馬県前橋市上大島町220番地 |
| 電話番号 | 027-261-0046 |
| 営業時間 | 要問い合わせ |
| URL | https://www.tbm-japan.com/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。