ハヤシレピックは、無水銀タイプの高性能スリップリングを提供する日本メーカーです。電力・信号伝達はもちろん、空圧・油圧や高速通信にも対応する製品を展開しており、本記事ではその特徴や用途を詳しく紹介します。
ハヤシレピックでは、ドイツKubler社のスリップリングを取り扱っています。SR250HやSR160など、多様なモデルがあり、チャネル数への対応や保護等級を踏まえて選ぶことができます。IP67やIP65などの保護等級を持つモデルも含まれており、イーサネット通信に対応する点が特徴です。用途に応じて、規模や設置環境に合わせた選択が可能なラインアップとなっています。
スリップリングを取り扱う第4事業部は、1974年に設立された前身の事業部(林栄精器株式会社 国際事業部)から踏まえると専門商社として半世紀以上の経験を持ち、技術サポートを含めた対応を行っています。特にスリップリングでは、一般産業から研究分野まで、多様なアプリケーションの相談に応じています。
国内自社工場でのケーブルアセンブリ経験も活かし、仕様に沿った提案がしやすい環境が整っています。輸入製品の提供に加え、長年の知見を踏まえてお客様の仕様に合った提案が可能です。
| シャフトサイズ | 最大φ30 |
|---|---|
| 電気構成(電力チャネル) | 240V AC/DC、最大16A 240V AC/DC、最大25A 400V AC/DC、最大10A 400V AC/DC、最大20A |
| 電気構成(信号チャネル) | 48V AC/DC、最大2A |
| 接触抵抗 | ロードチャネル:≦1 ohm(ダイナミック) 信号チャネル:≦0.1 ohm(銀) |
| 絶縁抵抗 | 103 Mohm、500V DC |
| 絶縁耐力 | 1000V (60秒) |
| チャネル数 | 最大20 |
| 回転速度 | 最大800rpm 10 チャネル |
| メンテナンスサイクル | 約100Mio毎(1Mio=1,000,000回) |
| 寿命 | 最大500Mio(1Mio=1,000,000回) |
| 接点材質 | 電力チャネル:銅 信号チャネル:銀 |
| 使用温度範囲 | -35℃~+85℃ |
| 保護等級 | 最大IP64 |
ハヤシレピックが扱うKubler社のスリップリングは、SR250H・SR160・SR120など、イーサネット通信に対応するモデルが多く、産業機器のネットワーク化が進む現場で活用しやすい特性があります。
また、IP64〜IP67の保護等級を持つモデルがあり、設備周辺の粉塵や湿度への対策が求められる環境にも対応可能です。
取り扱う第4事業部は半世紀にわたり海外製品の輸入販売と技術サポートを行ってきた経緯があり、一般産業だけでなく素粒子・原子核・宇宙物理学などの研究用途にも携わっています。そのため、装置要件や仕様面の相談が必要な企業や研究機関に向いています。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
ハヤシレピックは、昭和5年の創業以来時計製造で培った精密加工・組立技術を礎に発展してきた企業です。現在では産業用ライトや電動ドライバーなど自社製品の製造販売や金型プレス部品の組み立て製造販売、海外製品の輸入などを手掛ける精密機器の総合メーカーとして総合力を発揮。永い経験と技術力で各分野のニーズに応え、信頼されるものづくりを続けています。
| 会社名 | ハヤシレピック株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都豊島区北大塚1-28-3 |
| 電話番号 | 03-3918-5237 |
| 営業時間 | 公式HPに記載がありませんでした |
| URL | https://www.h-repic.co.jp/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。