電磁チャックと組み合わせた回転通電システムを、自社開発のスリップリングで一貫提供する菱小。本記事では、製品の特徴や用途、導入メリットを詳しく紹介します。
電磁チャックとその動力源となるスリップリングを、一貫して自社開発・製造。
単体の部品としてではなく、互いに組み合わせて使用することを前提に最適化されているため、設計担当者は部品同士の相性を個別に検証する必要がありません。設計工数を削減し、選定ミスを未然に防ぎます。
また、チャックからスリップリングまでをワンストップで導入できるため、発注や納期管理の手間が省け、スムーズな設備導入が可能です。
丸形電磁チャックへ回転電源を供給するスリップリング(KERシリーズ)と、通電に欠かせない消耗部品であるカーボンブラシ(KEBシリーズ)は、いずれも寸法互換性が確保されています。
システム全体で部品の整合性が取れているため、通電の信頼性が高く、装置の安定稼働に貢献。メンテナンスや既存設備からの更新時にも、互換性の高い部品によってスムーズな交換作業を実現し、ダウンタイムの短縮を可能にします。
| 製品カテゴリ | 丸形電磁チャック用 |
|---|---|
| φD1 | 84mm |
| φD2 | 74mm |
| φd 下孔 | 23mm |
| φd 加工可能最大径 | 40mm |
| L1 | 54mm |
| L2 | 20mm |
| a1 | 24mm |
| a2 | 10mm |
菱小のスリップリングは電磁チャックとの組み合わせを前提に設計されており、部品間の適合検証が不要。選定ミスを防ぎ、発注や納期管理も一括で行えるため導入工数を削減します。
また、カーボンブラシとの互換性により長時間運転や振動環境でも安定通電を実現。交換も容易でダウンタイムを抑えられるため、旋盤や研削盤など連続稼働が求められる工作機械に適しています。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
磁気応用機器の高い技術力と小回りの利く対応力で、顧客課題を解決するメーカーです。
リフティングマグネットやスリップリングKERなど、ニッチながら確かな需要に応える製品を提供。ISO9001取得の品質管理と小池酸素工業グループの技術・販売網を活かし、少数精鋭で高品質なものづくりを実現しています。
| 会社名 | 株式会社菱小 |
|---|---|
| 本社所在地 | 東京都墨田区太平2-3-3 KOIKE 第2Bld.3F |
| 電話番号 | 03-6659-9020 |
| 営業時間 | 公式HPに記載なし |
| URL | https://www.hishiko.co.jp/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。