デュブリン・ジャパン・リミテッド(Deublin)は、機械の回転部分と固定部分の間でデータ、電力、制御信号を確実に伝達するスリップリングを提供する企業です。特定の単一製品だけでなく、お客様の用途や設備のサイズに合わせて柔軟に設計できるバリエーションの豊富さが強みです。
本記事では、デュブリン・ジャパン・リミテッドが提供するスリップリング製品の機能や仕様のバリエーションを詳しく紹介します。
電力(パワー)の伝送には高出力容量用のカーボングラファイトブラシを、信号の伝送には貴金属技術を採用しています。また、電力と信号の同時伝送を必要とする用途には、両方の接点技術を搭載したハイブリッド技術やパワー・チャンネルを提供しており、用途ごとに電気通信を実現する仕様となっています。
接続方式においても柔軟な構成が可能です。ロータ側とステータ側の両方で対応可能な軸ケーブル接続やラジアルケーブル接続、M12コネクターによるデジタル接続などを揃えています。加えて、簡単に取り外し可能なカバーやプラグ&プレイ接続を採用しており、組み立てやメンテナンスが容易な設計が特徴です。
| タイプ名 | 標準スリップリング |
|---|---|
| パワー(電力) | シャフトマウント、ネジ付きローター、ラジアルケーブル |
| 信号 | 貴金属ブラシ、複数のコンフィギュレーション、コンパクト・スリップ・リング |
| コンバインド・パワー&シグナル | ハイブリッド技術、パワー・チャンネル、簡単なプラグ&プレイ、スリップリング・バンドル |
| タイプ名 | スルーボアスリップリング |
|---|---|
| パワー(電力) | 35mmインナー・パッセージ、60mm内部通路、76mm内部通路、大口径スルーボア |
| 信号 | 1インチスルーボア、2インチスルーボア、300mmスルーボア |
| コンバインド・パワー&シグナル | ユニークなスリップリング(角型ケーシング)、アース接続、82mmスルーボア |
デュブリン・ジャパン・リミテッドのスリップリングは、単一の規格にとどまらず、伝送要件(パワー・信号)や設置スペースに合わせて適した構成を選択できる点が特徴です。過酷な環境下での確実な通信や、特殊な貫通穴サイズを必要とする自動化設備の設計において、柔軟に対応できるソリューションとして推奨されます。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
デュブリン(Deublin)は、1945年の創業以来、ロータリーユニオンやスリップリングの分野で技術革新を続けるグローバルメーカー。様々な回転機器における電力・データ伝送や流体供給の課題に対し、高い信頼性と長寿命を実現する独自の設計技術を保有しています。多様な産業分野に向けて、設置やメンテナンスの容易さを追求した製品を提供しています。
| 会社名 | デュブリン・ジャパン・リミテッド(Deublin) |
|---|---|
| 本社所在地 | 2050 Norman Drive Waukegan, IL 60085-6747 U.S.A. |
| 日本国内拠点 |
■ 川西 住所:2-13-1, Minamihanayashiki Kawanishi City 666-0026, Japan 電話:+81 72-757-0099 ■ 千葉 住所:2-6-1-B25092, Nakase, Mihama-ku Chiba City, 261-0023, Japan 電話:+81 43-307-5163 ■ 名古屋 住所:2-14-4-907, Marunouchi, Naka-ku Nagoya City, Aichi 460-0002, Japan 電話:+81 52-201-0222 |
| 営業時間 | 公式サイトに記載なし |
| URL | https://www.deublin.com/ja/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。