ニデックはモーターを中心とした事業を手掛けており、産業用ロボットや計測機器などに不可欠なスリップリングも展開しています。本記事では、同社製品の主な特徴について紹介します。
ニデックグループではサービスロボットの関節や回転部にスリップリングを活用し、24時間稼働が求められる搬送ロボットや高い信頼性が必要な介護ロボットでも円滑な制御を可能にしています。通常のケーブルでは回転部で絡まり・ねじれ・屈曲による断線が起こりえますが、スリップリングの導入によりそのリスクを排除。連続運転する装置でも配線トラブルを抑え、長時間の稼働を実現します。
回転体への給電と同時に、制御に必要なデータ通信を行える点も特徴です。回転機構を持つ機器において、リード線による接続はシャフトへの絡まりなどの配線トラブルを引き起こす原因となりますが、スリップリングはこれらの問題を構造的に解決します。
電力だけでなく信号伝達も一本化できるため、関節部や回転部を精密にセンシングし、正確に制御する必要があるロボットや自動機に適しています。物理的な配線制約を減らすことで、スムーズな動作設計が可能です。
公式サイトで製品の掲載を確認できませんでした。
ニデックのスリップリング技術は配線の断線・絡み問題を解消し、電力と信号の安定伝達を可能にすることで、ロボットや回転機器の長期安定稼働に貢献します。24時間稼働が当たり前になりつつある次世代のサービスロボットやFA機器において、長期安定稼働に貢献する部品として不可欠な存在です。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
モーターを中心とした事業を展開する企業です。家電製品・自動車・産業機器・精密機器など、幅広い分野でモータおよび関連製品を提供しています。M&A戦略と技術開発によって事業領域を拡大し、事業領域と地理的な展開を広げ、グローバルに事業を推進しています。
| 会社名 | ニデック株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 京都府京都市南区久世殿城町338 |
| 電話番号 | 075-922-1111 |
| 営業時間 | 9:00~17:00(電話受付時間) |
| URL | https://www.nidec.com/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。