Conductix-Wampfler(コンダクティクス・ワンフラー)は、移動機器や産業機械向けに、エネルギー・データ伝送システムを設計・提供するメーカーです。Delachaux(ドラショウ)グループに属し、クレーンや物流設備、産業機械など幅広い分野にソリューションを提供しています。日本では神戸に営業拠点を設けています。
本記事では、Conductix-Wampflerのスリップリングの特徴や製品ラインナップを紹介します。
Conductix-Wampflerは、用途や設備の条件に合わせて構成できるスリップリングを提供しています。電力だけでなく、制御信号やデータなどを組み合わせて伝送できるため、複数の伝送機能を必要とする産業機械にも対応できます。必要な電流・電圧・極数などは、製品シリーズや構成によって異なります。
CER/CEQシリーズは、電力、信号、データ伝送を組み合わせられるカスタマイズ型のスリップリングです。構成によっては、リアルタイムイーサネットによる最大1Gbpsのデータ伝送に対応します。流体用や光ファイバー用のロータリージョイントとの組み合わせにも対応しており、設備の要件に合わせた構成を検討できます。
Conductix-Wampflerは、用途や設置環境に合わせたスリップリングを展開しています。危険場所向けの防爆型製品のほか、ステンレス製の筐体とIP67の保護等級を備えたMCSシリーズもラインナップ。粉じんや水分への対策が必要な設備、洗浄を伴う用途などでは、使用環境と製品仕様を照らし合わせて選定することが重要です。
| 型番 | CER/CEQ(複数サイズあり) |
|---|---|
| 伝送機能 | 電力・信号・データ |
| 最大電流 | 各極最大300A(構成による) |
| データ伝送 | 最大1Gbps(リアルタイムイーサネット、構成による) |
| 形状 | 止まり穴型・貫通型 |
| 型番 | MCS35/MCS50 |
|---|---|
| 最大構成(MCS35) | 10A×最大7リング+2A×最大11リング |
| 最大構成(MCS50) | 12A×最大7リング+2A×最大20リング |
| 最大電圧 | 500V |
| 最大電流 | 12A |
| 最大回転数 | 50rpm |
| 保護等級 | IP67 |
| 接点 | 金-金摺動接点 |
| 筐体などの材質 | ステンレス鋼(AISI 316Lも選択可能) |
Conductix-Wampflerは、電力・信号・データを組み合わせて伝送できるスリップリングや、IP67の保護等級を備えたMCSシリーズなどを展開するメーカーです。設備の仕様や使用環境に応じて、必要な伝送機能や保護性能を確認しながら製品を選定できます。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
Conductix-Wampflerは、Delachauxグループに属し、移動機器や産業機械向けのエネルギー・データ伝送システムを提供するメーカーです。日本では神戸の営業拠点を通じて、国内の顧客に製品やソリューションを提供しています。
| 会社名・拠点名 | Conductix-Wampfler Pty Ltd(神戸営業拠点) |
|---|---|
| 所在地 | 兵庫県神戸市中央区磯辺通4-2-14 エスリード三宮フラワーロード902(神戸営業拠点) |
| 電話番号 | 090 8359 5218(注文専用ダイヤル) |
| 営業時間 | 記載なし |
| URL | https://www.conductix.jp/ja |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。