Princetel Inc.(プリンステル)は、米国ニュージャージー州に拠点を置く、光ファイバーロータリージョイント(FORJ)や電気スリップリングなどを取り扱うメーカーです。FORJと電気スリップリングを組み合わせた製品を提供しており、回転部で光信号と電力・電気信号を伝送する用途に対応しています。
同社の製品には、コンパクトなSR202シリーズや、高電圧・大電流に対応するSR723シリーズなどがあります。光ファイバー通信と電気信号・電力の伝送を組み合わせたい場合に、検討できる製品です。
本記事では、Princetelのスリップリングの特徴や製品ラインナップ、選定時に確認したいポイントを紹介します。
Princetelは、光ファイバーを介して光信号を伝送するFORJと、電気信号や電力を伝送するスリップリングを組み合わせた製品を提供しています。
光信号と電力・電気信号を同じ回転部で伝送できるため、回転しながら光通信と給電を行う装置に適しています。カメラやセンサー、産業用制御機器など、光ファイバーと電気回路の両方を必要とする用途で検討できます。
なお、スリップリングの一部は、PrincetelのFORJに適合するよう第三者メーカーが設計した製品です。導入時には、接続するFORJの型番や必要な電気仕様との適合性を確認しましょう。
PrincetelのSR202シリーズやSR723シリーズは、FORJ部と電気スリップリング部を組み合わせた構造を採用しています。これらのシリーズでは、現場で両者を分離できるため、修理やメンテナンスの際に作業しやすい設計となっています。
メーカーは、対象シリーズについて約3,000万~1億回転の寿命を公称しています。ただし、実際の寿命は使用条件や環境などによって変わるため、要求される稼働時間や回転数に応じて確認することが大切です。
Princetelでは、回路数や許容電流、動作電圧、回転数などが異なる複数の電気スリップリングを取り扱っています。
例えば、SR202シリーズは最大100リングに対応する小型タイプ、SR723シリーズは最大40リングに対応し、2,000V(RMS)の動作電圧と14A/リングの許容電流を備えたタイプです。必要な回路数や電気仕様、設置スペースに応じて比較できます。
| シリーズ名 | SR202シリーズ |
|---|---|
| 型番 | SR202/SR202G |
| リング数 | 最大100リング |
| 許容電流 | 5A/リング |
| 動作電圧 | 250V(RMS) |
| 最大回転数 | 500rpm |
| ノイズレベル | 5µV未満 |
| 動作温度 | -40~+65℃ |
| 寸法 | 本体直径44mm×長さ100mm(長さは構成により変動) |
| 質量 | 約250g |
| 対応FORJ | MJXシリーズ |
| 保護等級 | FORJ部:IP68/スリップリング部:IP50 |
| シリーズ名 | SR723シリーズ |
|---|---|
| 型番 | SR723 |
| リング数 | 最大40リング |
| 許容電流 | 14A/リング |
| 動作電圧 | 2,000V(RMS) |
| 最大回転数 | 100rpm |
| ノイズレベル | 5µV未満 |
| 保護等級 | IP65 |
| 動作温度 | -40~+65℃ |
| 寸法 | 本体直径120mm×長さ431mm(長さは構成により変動) |
| 質量 | 約14kg |
| 対応FORJ | MJn・JXnシリーズ |
Princetelは、FORJと電気スリップリングを組み合わせた製品を提供しています。光信号と電力・電気信号を同時に伝送したい装置では、検討候補のひとつとなります。
小型・多回路対応のSR202シリーズや、高電圧・大電流に対応するSR723シリーズなど、用途に応じて選択できる製品があります。導入時には、回路数、許容電流、動作電圧、回転数、寸法、保護等級、対応FORJなどを確認することが重要です。
また、国内での購入方法や修理・保守の対応窓口については、メーカーの最新情報を確認してください。
仕様だけでなく依頼条件まで満たすスリップリングメーカーを選ぶには、各メーカーの得意分野を知ることが合理的なアプローチです。このメディアでは、設計者が条件に合う依頼先を見極められるよう、各社の強みを整理して紹介しています。
Princetel Inc.は、米国ニュージャージー州に拠点を置くメーカーです。光ファイバーロータリージョイント(FORJ)、電気スリップリング、および関連する光学・電気製品の設計・製造・サービスを手がけています。光信号と電気信号を組み合わせた回転伝送ソリューションも提供しています。
| 会社名 | Princetel Inc. |
|---|---|
| 本社所在地 | 2560 E State St Ext, Hamilton, NJ 08619, USA |
| 創業 | 2000年10月 |
| 電話番号 | +1-609-588-8801 |
| 営業時間 | 記載なし |
| URL | https://princetel.com/ |
スリップリングの選定では、組み込む装置の種類や用途によって特有の要件があります。
ここでは、現場で特に求められる条件に対して強みを持つ3つのメーカーを紹介します。

フルカスタムでしか実現が難しかった、内径φ50mmクラスの中空軸に、大電流(各極数十A級)と1,000Mbpsの高速通信の混載要件にセミカスタムで対応。
短納期かつ低コストで、性能を実現できる。
「中空型」「軸端型」など既存のセミカスタム品ベースの設計でゼロからの専用設計が不要。
ノイズ対策や寸法調整といった要件を反映でき、試作1台からの小ロット発注にも国内一貫生産体制でスピーディに対応。

外径φ22〜30mmクラスに適合し、0.3Aの通信用回路を最大18極まで選べる小型シリーズを標準品でラインナップ。
CC-Link規格準拠のモデルもあり、規格ケーブルでのダイレクト接続が可能。
余分な慣性や抵抗を抑え回転機構に組み込んでも測定誤差が生じにくい軽量・低トルク設計。
質量26g・起動トルク0.005N·mのモデルなどがあり、回転ステージや治具でも精度を維持できる。

CTなどの大型医療装置のフレームを貫通できる内径1,397mmに対応。
限られた設計空間にも組み込めるため、既存の筐体寸法の制約内でも回転部の構成が可能。
最大1,000V・300Aの電力と、合計80Gb/s超えの画像データを、1台で同時伝送。
CTスキャナのX線管や冷却系を支えながら、装置内部の配線を簡素化できる。